wifi6e対応スマホ(android)機種一覧と選び方

wifi6e対応のスマホ(android)を探しているけれど、どの機種が対応しているのか分からず困っていませんか?
この記事では、そもそもwifi6との違いは?という基本から、自分のスマホの確認方法、Wi-Fi 6Eに対応していないスマホやルーターが対応していない場合どうなる?といった疑問まで、初心者にも分かりやすく解説します。
また、比較対象としてiPhoneのWi-Fi 6E対応状況にも触れつつ、本題であるメーカー別wifi6e対応スマホandroid機種として、google pixelの対応機種、samsung galaxyの対応機種、sony xperiaの対応機種、sharp aquosの対応機種、そしてxiaomiやoppoなどの対応機種を一覧で紹介。
最後に、wifi6e対応スマホandroid購入時の注意点をまとめ、あなたが最適な一台を見つけるお手伝いをします。
この記事で分かること
- Wi-Fi 6Eと従来規格の基本的な違い
- 手持ちのスマホがWi-Fi 6E対応か確認する方法
- 主要メーカー別のWi-Fi 6E対応Androidスマホ一覧
- Wi-Fi 6Eスマホ購入時・利用時の注意点
wifi6e対応スマホ(android)とは?
- そもそもwifi6との違いは?
- 自分のスマホの確認方法
- Wi-Fi 6Eに対応していないスマホ
- ルーターが対応していない場合どうなる?
- iPhoneのWi-Fi 6E対応状況
そもそもwifi6との違いは?

Wi-Fi 6Eの「E」は “Extended”(拡張)を意味し、その名の通りWi-Fi 6を拡張した規格です。結論から言うと、Wi-Fi 6との最大の違いは「6GHz帯」という新しい周波数帯が利用できる点にあります。
従来のWi-Fi 6は2.4GHz帯と5GHz帯を使用していましたが、これらの周波数帯は多くのデバイスや家電製品(電子レンジなど)も利用するため、電波の干渉や混雑が起こりやすいという課題がありました。
そこでWi-Fi 6Eでは、新しく解放された広大な6GHz帯をWi-Fi専用道路のように利用することで、他の電波からの干渉をほとんど受けずに、非常に安定した高速通信を実現します。
| 規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
|---|---|---|
| 規格名 | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11ax |
| 利用できる周波数帯 | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz |
| 最大通信速度 | 9.6Gbps | 9.6Gbps |
| 主なメリット | 高速化、複数台接続に強い | Wi-Fi 6のメリットに加え、電波干渉が少なく非常に安定 |
DFSによる通信切断がない
5GHz帯には、気象レーダーや航空レーダーと電波干渉しないように、レーダー波を検知すると一時的に通信を停止する「DFS」という機能があります。
これが時々通信が途切れる原因になることも。6GHz帯はこのDFSの対象外であるため、より途切れにくい安定した通信が期待できます。
自分のスマホの確認方法
お使いのAndroidスマホがWi-Fi 6Eに対応しているか確認するには、いくつかの方法があります。最も確実なのは、メーカーや通信キャリアの公式サイトで公開されている製品仕様(スペック)を確認することです。
製品の仕様ページにある「無線LAN」や「Wi-Fi」の項目をチェックしましょう。「IEEE802.11ax」という記載があり、さらに周波数帯に「6GHz」が含まれていれば、そのスマホはWi-Fi 6Eに対応しています。
Windows PCでの確認手順
もしWindowsパソコンの対応状況を調べる場合は、以下の手順で確認できます。
- スタートメニューから「設定」を開きます。
- 「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 「Wi-Fi」を選び、「ハードウェアのプロパティ」をクリックします。
- 「プロトコル」の項目に「Wi-Fi 6E (802.11ax)」と表示されていれば対応しています。
スマホ本体の設定画面からも確認できる場合がありますが、メーカーによって項目名が異なるため、公式サイトのスペック表で確認するのが最も手軽で確実な方法です。
Wi-Fi 6Eに対応していないスマホ
現在販売されているすべてのAndroidスマホがWi-Fi 6Eに対応しているわけではありません。特に、ミドルレンジモデルやエントリーモデル(普及価格帯の機種)の多くは、依然としてWi-Fi 6やWi-Fi 5が主流です。
理由としては、Wi-Fi 6Eに対応するには新しいチップセットが必要となり、それが製品価格に反映されるためです。コストを抑えたモデルでは、一つ前の世代の規格が採用されることが一般的です。
例えば、Xperia 10シリーズやAQUOS wishシリーズといったミドルレンジモデルは、2024年発売の機種でもWi-Fi 6までの対応となっています。
Wi-Fi 6Eの性能をフルに活かしたい場合は、各メーカーのハイエンドモデル(最上位機種)を選ぶ必要があると覚えておきましょう。
ルーターが対応していない場合どうなる?

最新のWi-Fi 6E対応スマホを手に入れても、自宅のWi-FiルーターがWi-Fi 6Eに対応していなければ、その性能を完全に引き出すことはできません。
結論として、Wi-Fi 6E対応スマホをWi-Fi 6やWi-Fi 5など古い規格のルーターに接続した場合、通信自体は問題なく行えます。Wi-Fiには下位互換性があるため、ルーターが対応している最も速い規格(この場合はWi-Fi 6やWi-Fi 5)で自動的に接続されます。
6GHz帯の恩恵は受けられない
ただし、その場合、Wi-Fi 6Eの最大のメリットである「6GHz帯」での通信は行われません。混雑の少ない快適な通信は利用できず、従来の5GHz帯や2.4GHz帯での接続となります。
これは、高性能なスポーツカーで一般道を走っているようなもので、本来のポテンシャルを発揮できない状態です。Wi-Fi 6Eの真価を体験するには、スマホとWi-Fiルーターの両方を対応製品で揃えることが不可欠です。
iPhoneのWi-Fi 6E対応状況
Androidスマホと比較する上で、iPhoneの対応状況も気になるところです。Apple製品では、比較的新しい上位モデルからWi-Fi 6Eへの対応が進んでいます。
2024年9月時点でWi-Fi 6Eに対応している主なApple製品は以下の通りです。
- iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max
- iPad Pro (M2チップ以降のモデル)
- iPad Air (M2チップ以降のモデル)
- MacBook Pro (2023年以降のモデル)
- Mac mini (2023年以降のモデル)
注意点として、同じシリーズでも標準モデルはWi-Fi 6までの対応となる場合があります。例えば、iPhone 15 / 15 PlusはWi-Fi 6対応であり、Wi-Fi 6Eを利用するにはProモデルを選ぶ必要があります。
この「上位モデルのみが最新規格に対応する」という傾向は、Androidのハイエンドモデルと同様です。
メーカー別wifi6e対応スマホandroid機種
- google pixelの対応機種
- samsung galaxyの対応機種
- sony xperiaの対応機種
- sharp aquosの対応機種
- xiaomiやoppoなどの対応機種
- wifi6e対応スマホandroid購入時の注意
google pixelの対応機種
GoogleのPixelシリーズは、比較的早い段階からWi-Fi 6Eに対応しています。クリーンなAndroid OSと高性能なカメラで人気の高いモデルです。
主なWi-Fi 6E対応Pixelスマホ
- Google Pixel 8 / 8 Pro
- Google Pixel 8a
- Google Pixel 7 / 7 Pro
- Google Pixel 7a
Pixel 7シリーズ以降のモデルでWi-Fi 6Eが標準的にサポートされています。特にaシリーズのような価格を抑えたモデルでも最新規格に対応している点は、Pixelシリーズの大きな魅力と言えるでしょう。
samsung galaxyの対応機種
世界的に人気の高いSamsungのGalaxyシリーズでも、フラッグシップモデルを中心にWi-Fi 6E対応が進んでいます。高性能なディスプレイやカメラが特徴です。
主なWi-Fi 6E対応Galaxyスマホ
- Galaxy S24 / S24 Ultra
- Galaxy S23 / S23 Ultra / S23 FE
- Galaxy Z Fold5
- Galaxy Z Flip5
主に、ハイエンドのSシリーズや折りたたみ式のZシリーズでWi-Fi 6Eが採用されています。ミドルレンジのAシリーズはWi-Fi 6までの対応となることが多いです。
sony xperiaの対応機種
カメラやオーディオ機能に強みを持つSonyのXperiaシリーズ。クリエイティブな用途でスマートフォンを活用したいユーザーから高い支持を得ています。
主なWi-Fi 6E対応Xperiaスマホ
- Xperia 1 VI
- Xperia 5 V
- Xperia 1 V
- Xperia 5 IV
- Xperia 1 IV
フラッグシップの「1」シリーズと、コンパクトハイエンドの「5」シリーズの比較的新しいモデルがWi-Fi 6Eに対応しています。アップデートによって対応した場合もあるため、中古で購入する際はOSのバージョンにも注意が必要です。
sharp aquosの対応機種
国産メーカーとして根強い人気を誇るSHARPのAQUOSシリーズ。美しいIGZOディスプレイや、使いやすさに配慮した機能が特徴です。
主なWi-Fi 6E対応AQUOSスマホ
- AQUOS R8 pro
- AQUOS R8
AQUOSシリーズでは、フラッグシップのRシリーズがWi-Fi 6Eに対応しています。senseシリーズやwishシリーズといった普及価格帯のモデルは、現在のところWi-Fi 6までの対応となっています。
xiaomiやoppoなどの対応機種
高いコストパフォーマンスでシェアを伸ばしているXiaomiや、ゲーミングスマホで人気のASUSなど、他のメーカーでもハイエンドモデルを中心にWi-Fi 6E対応機種が登場しています。
これらのメーカーは製品サイクルが早いので、購入前には必ず公式サイトで最新のスペック情報を確認してくださいね。
その他の主なWi-Fi 6E対応スマホ
- Xiaomi 13T Pro
- ASUS Zenfone 10
- ASUS ROG Phone 7 / 7 Ultimate
- motorola razr 40 / 40 ultra
特にゲーミングスマホであるROG Phoneシリーズは、安定した低遅延通信が求められるため、積極的に最新のWi-Fi規格が採用される傾向にあります。
wifi6e対応スマホandroid購入時の注意
この記事のまとめ
- Wi-Fi 6EはWi-Fi 6に6GHz帯を追加した拡張規格
- 6GHz帯は電波干渉が少なく非常に安定した高速通信が可能
- スマホの対応状況はメーカー公式サイトのスペック表で確認する
- 「IEEE802.11ax」と「6GHz」の記載があれば対応機種
- Androidでは主にハイエンドモデルがWi-Fi 6Eに対応
- ミドルレンジやエントリーモデルはWi-Fi 6や5が主流
- Wi-Fi 6Eの性能を活かすには対応ルーターが必須
- ルーターが非対応だと従来の5GHzか2.4GHzで接続される
- iPhoneでは15 Pro以降の上位モデルがWi-Fi 6Eに対応
- Pixelは7シリーズ以降、比較的幅広く対応している
- GalaxyやXperia、AQUOSはフラッグシップモデルが中心
- 本記事の機種一覧はあくまで参考情報
- 購入前には必ずご自身で最新の公式スペックを確認することが重要
- 通信キャリア限定モデルとSIMフリー版で仕様が異なる場合もある
- 最終的な判断は公式サイトの情報に基づいて行うことを推奨
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